「全裸のコンサート」第1話 水着
登場人物
山口瑞穂:フルート奏者 花山勝治:花山プロ社長
伊藤美香:バイオリン奏者 佐藤雄平:演出家
沢口理沙:ピアノ奏者
山口瑞穂:フルート奏者 花山勝治:花山プロ社長
伊藤美香:バイオリン奏者 佐藤雄平:演出家
沢口理沙:ピアノ奏者
第1話 水着
「瑞穂君に香里君。これを受けてくれないかな?」男性がスケジュール表を見せると「イヤよ、私達はタレントじゃないわ、音楽家よ!」「そうよ、どうして水着にならないといけないのよ!」男性に2人の若い女性が食いついた。
男性は花山勝治と言って花山プロダクションの社長をしており、女性は山口瑞穂と伊藤美香で、花山プロに所属している演奏家だ。
「気持ちはわかるがこっちも経営が大変でね。1枚だけでいいよ」
「水着はイヤ。普通ならいいけど…」
「そこを何とかしてよ。折角のチャンスなんだから」
「イヤなものはイヤです。そんな事言うなら契約解除しますよ」
「わかった、断るよ」渋々花山が折れた。
瑞穂と美香はクラシック専門にやっているが、スタイルと顔の良さが受けマスコミでも評判を取っている。
そこで、ある雑誌社が2人の水着姿を載せたくて花山に依頼していた。
花山は「困ったな。あの2人の変わりに理沙で行くしかないかな…」呟いた。
それから数週間後「美人ピアノ奏者」と派手なタイトルの書かれた週刊誌が販売された。
当然、瑞穂と美香も読んで「理沙よ、理沙が水着になっているわよ」
「本当だわ、よくこんな事できたわね」2人が見ている写真は水着を着た後輩の理沙だ。
布地からは、乳房の膨らみがはみ出して乳首が見えそうだし、股間もギリギリまで露出している。
「少しお灸を据えた方がいいわよね」「そうね、こんな事するなんて音楽家の恥だし」2人の意見がまとまった。
そして、花山プロの事務所に行くと理沙がいる。
「理沙、恥ずかしくないの。こんなイヤらしい姿を晒して」
「恥ずかしくはないわ。これだってビジネスよ。おかげで出演以来も増えたし、モデル料も入って一石二鳥ね」理沙は全く悪びれる様子はない。
「あんた、音楽家としてのプライドがないのね」
「プライドより生活よ。名前を売り込まないと生活ができないのよ」理沙の反撃に2人は戸惑いを隠せない。
そこに「何だ、来ていたのか。理沙君、またインタビューが入っているよ」花山が助け船のように現れ「先輩、忙しいから失礼します」ジロリと睨んで去っていく。
「社長、あの子いい気になっているわよ。何よ、あの態度!」
「そういきり立つなよ。あの子のおかげでスケジュールが埋まって助かったよ。君たちも考えてくれないかな?」その言葉に顔を見合わせる瑞穂と美香だ。
「ボーナス50万ずつ出すよ。それならいいだろう?」
「いい加減にしてください。私達は音楽家です!」キッパリと断られた花山は「そうか、それなら仕方ないな」まだ諦めきれない様子だ。
そんな花山の元に演出家の佐藤雄平が現れた。
「花ちゃん、実は頼みたい事があってね」佐藤は今度の舞台でどうしてもプロの奏者が必要だと話す。
「プロですか。しかも芝居もですか?」
「プロだったなら芝居はどうでもいい。それから水着姿にもなって貰うよ」
「そんな水着だなんて…」驚く花山に「花ちゃん、水着くらいで驚くなよ。素っ裸なら別だが…」佐藤は笑い出した。
その笑いに(そうだ。あの2人を懲らしめるのには素っ裸が一番だ!)花山は閃いた。
翌日、花山は瑞穂や美香達3人に話をしていく。
「イヤよ。水着で演奏だなんて…」瑞穂と美香は案の定、断ったが「やります、水着でもヌードでも…」理沙が言い出し「理沙君、ヌードはないよ。そこまでしなくていいよ」笑顔の花田だ。
「社長、タレントさん達がヌード写真を出しているでしょう。あれって、いくらになります?」
「どうしたんだ、理沙君。お金が必要なのか?」
「はい、マンションが欲しいんです」
「そうか、マンションね。ヘアヌードだったら最低でも3千万はもらえるよ」
「3千万ですか、それならヘアヌードになってもいいです!」
「無理だよ、それは名前が売れている人だけだ。無名だったら一桁落ちるな」
「それだったら、有名になればいいんですよね?」
「そう言う事か。それで水着も平気な訳ね」納得した瑞穂と美香だ。
「そうよ。先輩達とは考えが違います」
「あなたにはプライドがないの?」
「ありません。それよりもお金です!」キッパリ言い切り「まあ、まあ。ここは事務所だよ、ケンカは無しにしてくれ」花山が中に入ってその場は収まった。
だが、理沙は収まっておらず、瑞穂と美香がいなくなると「社長、悔しいわ、あの2人から言われると…」頼み込んでいる。
「そう言うな。ところで本当にヌードになる気があるのかい?」
「あります、お金さえ貰えるなら」
「その気があるなら当たってみるよ」
「助かります、社長!」理沙は花山の手を掴んで自分の胸に押しつけた。
「大きいんだね。生でいいかな?」
「決まってからです、その時はお礼にもっといい事も…」理沙の手が花山の股間を撫でだし「わかった。必ずいい思いをさせて貰うよ」返事する花山の股間が膨らんでいる。
そして、花山は理紗の頼みを佐藤に打ち明けた。
それには「ヌードか。大胆な子だね。考えてみるよ、それよりも舞台が先だから済んだら考える」佐藤も乗り気だ。
そんな事があってから数週間後、理沙は俳優や女優に混じって舞台に立ち、演奏していた。
だが、水着姿での演奏だから豊満な乳房が今にも溢れそうで、股間の絨毛がはみ出すほどギリギリ食い込んだ水着を着ている。
静まりかえった会場に理沙の演奏が響き渡っているが、観客は演奏よりも理沙の股間と胸を見ていた。
(でかい乳している。ポロリがあったらいいのにな…)男の皆が乳房が飛び出すのを想像しながら聞いていた。
理沙は5分ほどの演奏をすると、後はただのエキストラと同じで何の台詞もない。
しかし、水着姿での演奏が評判になって理沙の名前も知られるようになった。
その裏では「音楽以外で名前を売るなんて最低よ!」瑞穂と美香は理沙を次第に軽蔑するようになっている。
「瑞穂君に香里君。これを受けてくれないかな?」男性がスケジュール表を見せると「イヤよ、私達はタレントじゃないわ、音楽家よ!」「そうよ、どうして水着にならないといけないのよ!」男性に2人の若い女性が食いついた。
男性は花山勝治と言って花山プロダクションの社長をしており、女性は山口瑞穂と伊藤美香で、花山プロに所属している演奏家だ。
「気持ちはわかるがこっちも経営が大変でね。1枚だけでいいよ」
「水着はイヤ。普通ならいいけど…」
「そこを何とかしてよ。折角のチャンスなんだから」
「イヤなものはイヤです。そんな事言うなら契約解除しますよ」
「わかった、断るよ」渋々花山が折れた。
瑞穂と美香はクラシック専門にやっているが、スタイルと顔の良さが受けマスコミでも評判を取っている。
そこで、ある雑誌社が2人の水着姿を載せたくて花山に依頼していた。
花山は「困ったな。あの2人の変わりに理沙で行くしかないかな…」呟いた。
それから数週間後「美人ピアノ奏者」と派手なタイトルの書かれた週刊誌が販売された。
当然、瑞穂と美香も読んで「理沙よ、理沙が水着になっているわよ」
「本当だわ、よくこんな事できたわね」2人が見ている写真は水着を着た後輩の理沙だ。
布地からは、乳房の膨らみがはみ出して乳首が見えそうだし、股間もギリギリまで露出している。
「少しお灸を据えた方がいいわよね」「そうね、こんな事するなんて音楽家の恥だし」2人の意見がまとまった。
そして、花山プロの事務所に行くと理沙がいる。
「理沙、恥ずかしくないの。こんなイヤらしい姿を晒して」
「恥ずかしくはないわ。これだってビジネスよ。おかげで出演以来も増えたし、モデル料も入って一石二鳥ね」理沙は全く悪びれる様子はない。
「あんた、音楽家としてのプライドがないのね」
「プライドより生活よ。名前を売り込まないと生活ができないのよ」理沙の反撃に2人は戸惑いを隠せない。
そこに「何だ、来ていたのか。理沙君、またインタビューが入っているよ」花山が助け船のように現れ「先輩、忙しいから失礼します」ジロリと睨んで去っていく。
「社長、あの子いい気になっているわよ。何よ、あの態度!」
「そういきり立つなよ。あの子のおかげでスケジュールが埋まって助かったよ。君たちも考えてくれないかな?」その言葉に顔を見合わせる瑞穂と美香だ。
「ボーナス50万ずつ出すよ。それならいいだろう?」
「いい加減にしてください。私達は音楽家です!」キッパリと断られた花山は「そうか、それなら仕方ないな」まだ諦めきれない様子だ。
そんな花山の元に演出家の佐藤雄平が現れた。
「花ちゃん、実は頼みたい事があってね」佐藤は今度の舞台でどうしてもプロの奏者が必要だと話す。
「プロですか。しかも芝居もですか?」
「プロだったなら芝居はどうでもいい。それから水着姿にもなって貰うよ」
「そんな水着だなんて…」驚く花山に「花ちゃん、水着くらいで驚くなよ。素っ裸なら別だが…」佐藤は笑い出した。
その笑いに(そうだ。あの2人を懲らしめるのには素っ裸が一番だ!)花山は閃いた。
翌日、花山は瑞穂や美香達3人に話をしていく。
「イヤよ。水着で演奏だなんて…」瑞穂と美香は案の定、断ったが「やります、水着でもヌードでも…」理沙が言い出し「理沙君、ヌードはないよ。そこまでしなくていいよ」笑顔の花田だ。
「社長、タレントさん達がヌード写真を出しているでしょう。あれって、いくらになります?」
「どうしたんだ、理沙君。お金が必要なのか?」
「はい、マンションが欲しいんです」
「そうか、マンションね。ヘアヌードだったら最低でも3千万はもらえるよ」
「3千万ですか、それならヘアヌードになってもいいです!」
「無理だよ、それは名前が売れている人だけだ。無名だったら一桁落ちるな」
「それだったら、有名になればいいんですよね?」
「そう言う事か。それで水着も平気な訳ね」納得した瑞穂と美香だ。
「そうよ。先輩達とは考えが違います」
「あなたにはプライドがないの?」
「ありません。それよりもお金です!」キッパリ言い切り「まあ、まあ。ここは事務所だよ、ケンカは無しにしてくれ」花山が中に入ってその場は収まった。
だが、理沙は収まっておらず、瑞穂と美香がいなくなると「社長、悔しいわ、あの2人から言われると…」頼み込んでいる。
「そう言うな。ところで本当にヌードになる気があるのかい?」
「あります、お金さえ貰えるなら」
「その気があるなら当たってみるよ」
「助かります、社長!」理沙は花山の手を掴んで自分の胸に押しつけた。
「大きいんだね。生でいいかな?」
「決まってからです、その時はお礼にもっといい事も…」理沙の手が花山の股間を撫でだし「わかった。必ずいい思いをさせて貰うよ」返事する花山の股間が膨らんでいる。
そして、花山は理紗の頼みを佐藤に打ち明けた。
それには「ヌードか。大胆な子だね。考えてみるよ、それよりも舞台が先だから済んだら考える」佐藤も乗り気だ。
そんな事があってから数週間後、理沙は俳優や女優に混じって舞台に立ち、演奏していた。
だが、水着姿での演奏だから豊満な乳房が今にも溢れそうで、股間の絨毛がはみ出すほどギリギリ食い込んだ水着を着ている。
静まりかえった会場に理沙の演奏が響き渡っているが、観客は演奏よりも理沙の股間と胸を見ていた。
(でかい乳している。ポロリがあったらいいのにな…)男の皆が乳房が飛び出すのを想像しながら聞いていた。
理沙は5分ほどの演奏をすると、後はただのエキストラと同じで何の台詞もない。
しかし、水着姿での演奏が評判になって理沙の名前も知られるようになった。
その裏では「音楽以外で名前を売るなんて最低よ!」瑞穂と美香は理沙を次第に軽蔑するようになっている。