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「夫は2人の共有財産」第1話 妹との同居

登場人物

  筑紫哲夫:会社員     伊藤舞子:主婦
  〃 由里:大学1年

第1話 妹との同居

 「お兄ちゃん。ここがそうなのね?」
「そうだよ。狭いけど、勘弁してくれ」
「上等よ。ここに寝られるだけでもいいわよ。お母さんだって、大変なんだから」
「そう言って貰えれば、嬉しいよ」2人の男女がドアから中に入った。

 男は筑紫哲夫といい、商社に勤務している。
まだ、入社して2年の新人で、女性はその妹で由里という。
今年、東京の大学に入学し、哲夫のアパートから通う事になっていた。

 2人の父親が亡くなり、母親の仕送りで由里が通うのだから、並みでは出来ない。
そこで、生活費を切りつめる為、哲夫のアパートから通う事にした。
それに、大学もアパートから30分位の距離だから、都合も良かった。
部屋は、6畳と4畳半の二間しかないが、風呂とキッチンは付いている。

 部屋に入った由里は、早速掃除を始め「ほら、退いて!」哲夫に言う。
「俺は、いない方がいいみたいだね」
「そうよ。10分だけ、外に行って!」
「わかったよ。散歩してくる」妹から追い出され、哲夫は住宅が並ぶ中を歩いていく。

 普段、通勤で通る道だが、平日の昼は違った風景になっており、家のカーテンが開けられ、カラフルな洗濯物が干されている。
「凄いな。あんなパンツを履いているのか…」干されている中に、鮮やかなピンクのパンティがあった。

 その側では、若い女性が庭の掃除をしている。
「綺麗な人だ!」哲夫の鼓動が高まり、なおも歩いていくと、女性も哲夫に気づいて会釈した。

 「こんにちわ!」哲夫も会釈して言葉を掛け、通り過ぎるが(綺麗な人だ。それに、スタイルもいいぞ!)通り過ぎても、女性の顔が浮かんでいく。
哲夫は気になって、その周辺を回り、戻るとその女性は、もういない。

 「伊藤と、書いてある!」表札には伊藤と書いてあり、表札を確認するとアパートへと戻った。
「ただいま!」「お帰り、お兄ちゃん!」哲夫が部屋に入ると、綺麗に片づけられている。

 「お兄ちゃん、これは棄てるからね」それはヘアヌード写真集だ。
「それくらい、いいだろう?」
「ダメ。こんな、不潔なのはダメ。オッパイだけなら許すけど、ヘアはダメ!」
「仕方ないな。棄ててもいいよ…」渋々承知した。

 「良かった。それより、お兄ちゃんは何が食べたい?」
「これといってもな。お前の好きなのでいいよ」
「だったら、中華でいいわよね?」
「いいよ。任せる」
「わかった。材料を買ってくる!」由里は近くのスーパーに向かった。

 「全く、由里には参ったな!」頭を掻きながら、浴室に入ると風呂に水を入れた。
「あれ?」何気なく洗濯機を見ると、ピンクにパンティとブラジャーが入っている。
「由里のパンツが…」中から取り上げ、両手で広げた。

 「ここが、由里のオ○ンコを押さえているんだ…」裏返しになった、二重の布地を見つめている。
「オッパイも、大きいんだな!」じっと見ていると、先ほどの女性の顔が浮かび、肉竿も次第に膨らんでいく。

 「由里のオ○ンコと、あの人のオ○ンコが…」哲夫は誰もいない部屋で、チャックを引き下げ、肉竿を取りだした。
そして、淫裂を押さえた、裏地の臭いを嗅ぎながら、手を動かしていく。

 「見たい、由里のオ○ンコとあの人のオ○ンコを!」哲夫の脳裏には、全裸で微笑む由里と、先ほどの女性が浮かんでいる。
そして、手の動きを早め「あ、あ、あ!」先端から、液体が噴き出した。

 「まずい!」慌ててパンティを洗濯機の中に入れ、肉竿をティッシュで拭いていく。
「しかし、参ったな。あんな、色っぽいのを着ているなんて…」トイレに流して手を拭いた。
そして、テレビを見ながら横になると、暫くして「ただいま!」由里が戻り、料理を作っていく。

 その夜、哲夫と由里は、布団を並べて寝ている。
由里は疲れているのか、グッスリだが、哲夫は寝付かれない。
時折、由里は寝返りを打ち、布団が足で蹴られて、上半身が覗いている。

 「大きいんだな…」脇から見ると、大きく盛り上がった胸が見える。
(オッパイを、触ってみたい…)鼓動が高まり、呼吸も荒くなっていき(ダメだ。妹でも、ダメだ!)葛藤が始まった。

 (少しだけなら、いいだろう…)震える手を伸ばして、由里の胸を触ると「!」薄いパジャマの下には乳房があり(乳首だ。着けていない!)掌にも、乳首の感触が伝わっている。
哲夫は、更に手を伸ばして、別な乳房も触った。

 (これが、由里のオッパイか!)乳房を撫でると、別な欲望が生まれる。
(生で見たい…)悪いとは思いながら、震える指でボタンを外すと、上からパジャマが開いて、乳房の膨らみが見え、そして、乳首まで見えてくる。

 (これが、由里のオッパイなんだ!)哲夫は、興奮しながら見つめている。
乳輪はピンク色で、乳首が膨らんでいた。
その、露わになった乳房をじっくり見てから、ボタンを戻して、乳房を隠した。

 翌朝、哲夫は由里に起こされた。
「いつまで寝ているのよ。ほら、起きて!」
「もうすこし、眠らせてくれ!」
「ダメ。起きなさい!」強引に布団を剥がされた。

 「小悪魔!」
「何とでも言いなさい。ほら、起きて!」布団を剥がされては起きるしかなく、渋々起きて着替えていく。
2人は一緒に朝食を済ますと、アパートから出た。

 そして、日曜日が来て、由里と哲夫は一緒に近所の散歩をしていた。
自然と哲夫の足が、あの女性の家に向かうと「あら、結婚なさっていたの?」庭掃除していた女性が声を掛けてくる。
「ち、違います、妹です!」慌てて哲夫が言う。

 「あら、可愛い妹さんね。どう、お茶でも飲んでいかない?」
「お邪魔では?」
「誰もいないの。ほら上がって!」女性は2人を家に入れた。

 中に入ると、女性がコーヒーを運んできた。
「初めまして。星野由里と申します」
「私は兄の哲夫です」
「私は、伊藤舞子なの。よろしくね」3人は世間話を始めた。

 舞子の夫は海外出張で1年になること、子供もいない事などを話し、哲夫も由里の事を話していく。
「そう、大変ね。お母さんも偉いわ、私にはまね出来ないわね」舞子も感心して聞いていた。

 こうして、3人は夕方まで話し合った。
舞子の家を出ると、スーパーで買い物を済ませ、アパートに戻ってきた。
「お兄ちゃん、不倫はダメよ」
「バカ言うな。俺は人妻に興味はないよ。あるのは、ピチピチのギャルだ!」

 「それに、ヘアを丸出しのギャルよね」
「からかうなよ。俺は兄貴だぞ!」
「そうだった。それより、風呂を入れて!」哲夫は言われるまま、由里に従った。

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